ドキュメンタリー映画「風のかたち-小児がんと仲間たちの10年-」「大丈夫。」「傍」等、伊勢真一監督作品を応援したいと思う人たちのためのブログです           (旧・映画「風のかたち」サポーターズブログ)

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「風のかたち-小児がんと仲間たちの10年-」は、小児がんと闘う子供たちが毎年親元を離れ、3~4日間を過ごすサマーキャンプの様子と、それに関わる医師やボランティアスタッフの姿を10年間にわたって撮り続けてきた600時間にわたるフィルムをもとに、劇場公開版として製作されたドキュメンタリー映画です。

このサマーキャンプは、細谷亮太氏(聖路加国際病院副院長)を中心に、月本一郎氏(済生会横浜市東部病院小児医療センター長)、石本浩市氏(あけぼの小児クリニック 院長)の3人の小児科医が立ち上げ、多くの医療関係者、新聞記者、ボランティアによって運営されてきたもので、3人の名前の頭文字「スマート・ムン・ストン」をとってSMSサマーキャンプと名づけられました。

参加者は、小児がんの治療中、あるいは治療を乗り越えた子供たちを始め、ボランティア、医療関係者含めて約100 人。ボランティアのほとんどは、かつて小児がんを体験した元患者の若者たちでした。

そして、このキャンプの記録は年に一度、キャンプの参加者やその家族だけに観てもらう上映会で上映されてきました。その上映が10年を迎えたのを機に、小児がんの患者さんや体験者の存在と声を、ひとりでも多くの人々に知ってもらい、小児がんに対する一般の理解を深め、偏見や差別がなくなるようになればという想いのもと、今回、劇場公開版が制作されました。

白血病を始めとする小児がんは、ドラマやドキュメンタリー、小説などでは、「不治の病」として悲劇的な部分ばかりをクローズアップして、ドラマチックに描かれることが多く、そのことが病気に対する誤解や偏見、差別などを助長する結果になっています。

しかし、小児がんはいまだに難病であることは変わりませんが、医学の目ざましい進歩により現在では、10人のうち7~8人までもが治るようになり、もう不治の病ではなくなっています。

ところが、その事実や病気が正しく理解されていないために、子供への告知の問題や医師と家族、学校などが一体となったフォロー体制をとることが難しく、小児がんと闘う子供たちや家族たちをより苦しめている事実があります。

また、治る病気になったとは言っても、現実には小児がんの治療はつらく、厳しいもので、その治療を乗り越え退院してからも、定期的な検査を続けていかなければなりません。

この映画に登場する子供たちは、そのつらく厳しい小児がんの治療を受けている患者や元患者であったことも忘れてしまうほど、明るく元気なその笑顔と、前向きで力強い言葉に驚かされます。

小児がんの治療を乗り越え、スポーツで活躍する女性、2人の子供を出産し、自らの体験を若者たちに積極的に語る活動を行っている女性、自分の体験を生かしたいと看護士になった女性、高校生で白血病を発症後、骨髄移植を経て出産した女性、眼のがんで失明したが、何事にも積極的に挑戦する少年、病気と一生関わっていきたいと製薬会社に入社した青年……。

小児がんを克服した貴重な経験をムダにしないで、それを生かした仕事に就いたり、自分が世話になった経験を、今度は人のために生かしたいと語る子供たちの眼差しを見ていると、大人のほうが多くのことを教えられます。

なかには、先生になりたいと明るく語っていた女の子の夢が、残念ながらかなわなかった事実と、その夢が家族の心の中では生き続けている「今」も映し出されています。

そして、40年近くにわたって小児がん治療の最前線に立ち、小児がんと闘う子供たちとその家族と真正面から向かい合ってきた細谷亮太氏でしか語れない、小児がんという病気がどんな病気で、それと向き合っていくことがいかに大変なことかがうかがい知れる、重くて深い言葉があふれています。

この映画はそんな、小児がんと闘う子供たちとそれを応援する人々の10年間の姿を記録した「奇跡の記録」ともいえる映画だと思います。

小児がんと闘う子供を持つ親や、それを見守る大人たちだけでなく、中学生、高校生、そしてその親や家族、医療従事者、など多くの人たちに観てもらいたい映画です。

そして、この映画は生きるということ、死とはどういうことなのか、病気と闘うということ、家族と生きるということなど、について考え、語り合えるきっかけになる映画だと思います。

この映画を多くの人に観てもらえるように、この映画の魅力と監督や医師たちの想いを、このブログで少しずつご紹介できたらと思っています。

この映画を多くの人に観てもらうことで、白血病を始めとする小児がんについての理解が深まり、それが広がっていくことで、小児がんを始めとする難病や障害を持った子供たちが、病と前向きに闘えるようになり、それを周りの大人たちが温かく見守り、応援していける環境や社会になっていくことを願っています。

観るたびに新たな発見と感動がある映画です!
「風のかたち」は大きな風を起こせる映画です!
観た人それぞれに違う感動と共感がある映画です!

映画「風のかたち」サポーターズブログ管理人:松野照樹
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