ドキュメンタリー映画「風のかたち-小児がんと仲間たちの10年-」「大丈夫。」「傍」等、伊勢真一監督作品を応援したいと思う人たちのためのブログです           (旧・映画「風のかたち」サポーターズブログ)

2017/07123456789101112131415161718192021222324252627282930312017/09

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
今日は、ポレポレ東中野での「風のかたち」アンコール上映の初日でしたので、早速観に行ってきました。

映画「風のかたち」を観るのは今日で4回目でしたが(公開記念イベント「風のかたち」祭りというイベントで2008年版のDVD上映も観ました)、また新たな発見というか、1回目、2回目とは違った感動がありました(1回目、2回目はちゃんと観ていないということかもしれませんが)。

「風のかたち」は説明的なテロップやくどいナレーションがあまりないので、1回目は「あれっ、このコさっきのコだっけ」と思ったりして、テレビのドキュメンタリーを見慣れている私たちにとっては、ちょっとわかりにくいかなと思ったのが正直な感想でした。

ところが、冷静に2回、3回と観てみると、逆に膨大な記録フィルムのなかから、時間をかけて映像を選び、印象的な音や人間の肉声とともに、ていねいに編集されているのが、素人の私にもだんだんわかってきました。

テロップやナレーションで説明してしまえば簡単で、観る人にもわかりやすいかもしれませんが、逆にそれによって伝わらないものや、失ってしまうものもあるかもしれませんし、それによって主張的なことや感動を押しつけられてしまう場合も多々あると思います。失礼なことですが、ドキュメンタリー映画を何本もつくってきた伊勢真一監督の姿勢やこだわりが、4回でやっと少しずつわかってきました。

また、この「風のかたち」には、最後に苫米地サトロさんの歌が流れるほか、印象的なチェロの音色ぐらいで音楽はあまり使われていません。音楽の力で盛り上げるドラマや映画を見慣れている私たちにとっては、最初はちょっと物足りなく感じるかもしれません(苫米地さんの曲もよく、CDを買ってしまいました)。

ところが、全編に流れる「風の音」を始め、雨の音、葉ずれの音、鳥の声、波の音など自然の音や鈴の音、子供たちの声や赤ちゃんの泣き声、細谷先生や石本先生の声や息遣いなどの音が、素晴らしい自然や生き生きとした出演者の映像とともに、言葉や音楽以上に大きなもの、大切なものを伝えてくれます。

だいぶ前の伊勢真一監督へのインタビュー記事のなかで、次のような印象的な言葉がいくつもありました。

「“よいものをつくりたい”ではなく、“つくりたい”、”撮りたい”と思ったことが大切」
「100回も1000回も繰り返して観てもらえる、観るに耐える音楽のような映画をつくりたい」
「何か答えがあって、それに当てはめてつくっていくのではなくて、自分が感じる自然な空気を伝えたい」
「映画にも人格があって、観てもらうなかで観客と一緒に育っていく」
「上がってきたものを再構成すると、撮影した映像のなかから何かが見えてくる」
「自分が誰かのそばに生きていると、自分のそばにも誰かがいるようになる」

伊勢監督の姿勢やこだわりがちょっとわかった気がして、なるほど、そうかと合点がいき、思わずメモしてしまいました。また新たな発見をしに、あと何回か、観に行こうと思っています。

なぜ、この「風のかたち」という映画を観ようと思ったのか、そしてこのような応援ブログをつくりたいと思ったのかについては、ちょっと長くなりますので、少しずつ書いていきたいと思っています。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://toyuuki.blog96.fc2.com/tb.php/29-c5258aad
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。